大学入試の漢字の覚え方|漢字を覚える意味、読解への生かし方

この記事を書いている人
よなたん(与那嶺隆之)
偏差値38の状態から参考書学習による独学で早稲田大学に合格。受験生に効率の良い勉強法を伝える「独学ラボ」を運営。参考書・勉強法研究家。自身で学習塾を経営する傍ら、学習塾・予備校のコンサルティングも請け負う。

漢字と語彙は英語と同じく読解力の基礎だ。語彙力がもともとある人は勉強しなくてもいい場合がある。しかし、語彙力が乏しい人は漢字から勉強を始めるべきだ。「 意味を重視する書きは後回し」というポイントを基本とした学習法を解説する。

スポンサーリンク

漢字を覚える目的とは?

漢字学習の最大の目的は、「読みと意味を覚えて、文章を理解できるようにすること」だ。「漢字は勉強する意味がない」という人もいるが、それは違うと私は思う。

語彙力は人によって大きく力が違う。中学生並みの語彙力しか持ち合わせていない人もいる。語彙力に乏しい人が高校生用の教科書を読むのは大変だ。

難しい現代文の問題文を読みこなすことも難しい。「敷衍」とか「止揚」といった言葉を知らないと絶対に文章は読めない(この2つは評論用語だが)。

英単語を覚えるプロセスで考える

英単語のスペルを覚えることを考えてみよう。意味のわからない単語のスペルを書くのは非常に難しいはずだ。丸暗記になってしまう。

それと同じように、読みや意味をきちんと覚えていない漢字の書きを最初からバカ正直にやっても効率が悪い。時間もかかってしまうから、おススメの方法としては以下の手順だ。

  1. まず読みと意味だけ覚えて最後まで学習する
  2. 読みと意味が8割程度覚えられたら書きを練習

スポンサーリンク
 

瞬間的に意味を思い出せるようにする

普段日本語の文章を読むときに、一つ一つの言葉の意味を考えずとも内容を理解できるはずだ。それは言葉の意味、イメージが一瞬で頭に入ってくることによって理解できるからだ。

しかし難しい言葉を見ると立ち止まってしまう。意味のよくわからない言葉が多ければ多いほど、文章の理解度は低くなり、また読むスピードも遅くなってしまう。

難しい文章をスラスラ読めるようにするためには、漢字や言葉の意味を反射的に理解できるレベルまで落とし込むことが必要となる。

これは英単語にも同じようなことが言える。速読力の一部には「単語が反射レベルでわかる」ということが必須なのだ。

一度に大量の数をこなす

英単語と同じように、一度に100個程度の数をこなすようにしよう。体に染み込ませるレベルまで覚えるためには、なんといっても反復回数が重要になる。

30分で100個程度の漢字を見ていけるようにスピードを意識して勉強しよう。

100個終わったら総復習し次の100個へ進む、ある程度進めたら今までの学習範囲を総復習するなど、復習する範囲を広げながら学習することがポイントだ。 

漢字の具体的な学習手順

  1. 漢字を覚えるときの具体的な勉強手順を挙げる。
  2. まず1ページ分の読みと意味を覚える
  3. 1ページ分を終えたらテストを行う
  4. 読みと意味を覚えたら書きを覚える
  5. 復習をこまめに行う

まず1ページ分の読みと意味を覚える

例文を読んで意味を理解しながら覚えよう。読みは何度も音読すれば覚えられるだろう。

例文を読んで、漢字の意味を言えるようにしよう。漢字の意味は参考書の記述を丸覚えするのではなく、簡単に言い換えてから覚えるようにしよう。

1ページ分を終えたらテストを行う

1ページ分の読みと意味を覚えたら自分でテストをしてみる。1ページ20個配列のテキストの場合、読みと意味だけを45秒くらいで即答できるようになるまで反射トレーニングを繰り返すのだ

「えーと…」と一瞬でも止まってしまうようでは不十分。間髪入れずに答えられるようになるまで覚え込む。1ページ分を覚えたら同じ要領で100個ほど進める。

読みと意味を覚えたら書きを覚える

読みと意味をきちんと覚えたら、最後に書きを覚えよう。これは1ページ単位でもいいし、テキスト全体の読み意味を覚えた後でもよい。

書きを覚えるときは、ただひたすら書くのではなく、漢字の意味を考えながら書くことを意識しよう。部首の知識も必要だ。

「迎合」など、形は簡単だが書きづらい漢字は「相手に気に入られるよう調子を合わせること…」と意味をつぶやきながら漢字を書いていこう。

復習をこまめに行う

言葉を身に付けるために、なんといっても大切なのは復習だ。「何回やるか」というのは考えずに、入試まで反永続的に反復するつもりで復習しよう

チェックを入れた漢字のみ行えば、100個で10分あれば十分出来るだろう。毎回一瞬で読み・意味・書きが即答出来るように反復しよう。

漢字学習におすすめのテキスト

学校で配られている漢字のテキストが「意味付きのものではない」場合は自分で意味付きの参考書を買うべきだ。 

応用と実践の提案

  • 『生きる漢字・語彙力』や『入試漢字マスター』などのテキストで漢字の意味を覚えてみる。
  • 学校で配られている漢字のテキストがあれば、本ページに書いてある学習法で覚えてみる。

スポンサーリンク

参考になったらぜひシェアをお願いします!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

ABOUTこの記事をかいた人

与那嶺 隆之

高3の9月から勉強を始め(当時偏差値38)1年間の自宅浪人を経て早稲田大学に合格。その後も勉強を続け勉強法を研究し、予備校に通わず参考書で合格する方法をブログやメールマガジンで発信している。