船口のゼロから読み解く最強の現代文の効果的な使い方

船口のゼロから読み解く最強の現代文
この記事を書いている人
よなたん(与那嶺隆之)
偏差値38の状態から参考書学習による独学で早稲田大学に合格。受験生に効率の良い勉強法を伝える「独学ラボ」を運営。参考書・勉強法研究家。自身で学習塾を経営する傍ら、あらゆる学習塾・予備校のコンサルティングも請け負う。

現代文の得点が安定しない。何に気をつけて読み、解いていけばいいかわからない。

そんな人にオススメなのが『船口のゼロから読み解く最強の現代文』だ。

これは現代文の1冊目の「解法本」として導入が想定できる参考書だ。本書の内容と使い方を解説する。

基本スペック

  • [ジャンル]解法解説+問題集
  • [問題数]例題5+実戦問題10
  • [難易度]易しめ:漢字と背景知識を覚えていればOK
  • [到達レベル]入門→基礎:中学レベル→センター6割
  • [勉強期間]3週間:1日1題×2周+総復習
  • [使用目的]評論の読解法を身に付けるため
  • [勉強目標]全問題を根拠を持って解く
  • [対象者]読解法がさっぱりな私立志望者

『最強の現代文』は評論文の読解法を解説した参考書だ。

評論文をどう読めばいいかわからない人、問題によって得点に波がある人など、読解法が身に付いていない受験生におすすめできる。

小説を扱っていないので、基本的には私立志望者の使用が想定される。国公立の人は『きめる!センター国語 (現代文)』の方が良いだろう。

到達レベルは「センター模試からまともに読めない人」が「センター模試が読める」「演習を積めば中堅私立大学で高得点が取れる」程度だろう。

1冊でぐんと伸びる参考書とは言えず、1冊2冊問題演習を積むことで偏差値40から55程度までは伸ばせることができるものだ。

スポンサーリンク

『最強の現代文』の特徴、解説の方針

  • 「抽象⇔具体」「対比」「並立・添加」の3つの着眼点を習得できる
  • 本文を図解で解説して「文構造」を把握できる
  • 傍線部、重要な部分の「構造分析」が出来るようになる

本書では、数多くある現代文の読解法を3つに絞って解説している。最も重要で基本的な読解法と考えられる「抽象⇔具体」「対比」「並立・添加」が解説の骨子となっている。

設問は「空欄補充」「内容一致」「脱語挿入」「短めの記述問題」がメイン。どれも本書で指示されている読み方が出来ていれば正解できる問題になっている。

問題編は別冊になっているところが高評価。本冊の部分では書き込みをいっぱいしても良い。別冊の方は書き込みせずそのままにしておこう。

本文解説において、図を用いて文の流れや構造を説明しているのが非常にわかりやすい。

言い換えや対比関係を図示しているのもわかりやすい。解説部分にある「図による本文の整理」は自分でも出来るようにしたい。

また文の流れを「ここで具体化」「ここでまとめて抽象化」と言う風に書いているので、それを自分で読むときも考えながら読めるようにしたい。

頭の中で「ここで一般論を話しているな。次に筆者の主張が展開されているな」「ここで○○についての具体例を挙げているな。ここでまとめているな」と考えながら読むことがポイント。

類書と比べて特徴的なのは「傍線部や選択肢の文の分析を重要視している」「主語と述語をきちんと意識して考えさせる」ところだ。

他の本では当たり前のこととしていちいち取り上げない事が多いが、初級者にとっては大切なポイントをわざわざ挙げているところに好感が持てる。

『最強の現代文』の使い方・勉強法

  1. STEP1の問題をささっと解いて解説を読む。3つの読解法について理解する
  2. STEP1-⑤まで読んだら、別冊の問題をコピーしてもう一度解いてみる
  3. 時間はあまり気にしなくても良いので、丁寧に読み、自分なりに根拠をメモしながら解く
  4. 各問題を解説のように「文構造を説明出来る」「問題部分を解説しながら解ける」まで練習する
  5. STEP2も同様に解く
  6. 図や要点を自分でまとめたり、文の流れをきちんと説明できるようにしてみる。
  7. 船口先生の解説、読み方、思考回路を全て完全にコピーするつもりで復習する

最強の現代文は何度も何度も繰り返し復習する価値のあるテキストだ。本には「最低2周」と書いてあるが、回数は決めずに何度もしつこく復習しよう。

特にやってほしいのは「図示や図のまとめ」を自分で出来るようにすることだ。難解な文章を読む際に、自分で簡単に要点をまとめたり図示したりするのは重要な技術だからだ。

他の読解ポイントや勉強法については「出来ていないと話にならない?大学入試現代文 解き方7つの基本」をチェックしてみよう。

船口シリーズ、相性の良い問題集

船口先生の参考書は以下のものがある。

(船口の最強の現代文―レベルアップ問題集 (1))もある。

『きめる!センター国語』は最強の現代文のセンターバージョンと考えてもらっても良い。センター試験を受ける人は決める!の方が小説も収録されているのでおすすめできる。もちろんどちらも勉強しても良い。

私立大学を受験する人だと『最強の現代文』のあとに演習する問題集がないので『入試現代文へのアクセス 基本編』などを使うと良いだろう。

最強現代文→アクセス基本→アクセス発展

などのようなルートで勉強すると、クセのない真っ当な解き方を身に付けることができるだろう。

その他の現代文の問題集については以下もチェックしておこう。

スポンサーリンク

船口のゼロから読み解く最強の現代文

参考になったらぜひシェアをお願いします!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

ABOUTこの記事をかいた人

与那嶺 隆之

高3の9月から勉強を始め(当時偏差値38)1年間の自宅浪人を経て早稲田大学に合格。その後も勉強を続け勉強法を研究し、予備校に通わず参考書で合格する方法をブログやメールマガジンで発信している。