早稲田教育学部に浪人して合格したAYさんの模試偏差値推移

大隈銅像
この記事を書いている人
よなたん(与那嶺隆之)
偏差値38の状態から参考書学習による独学で早稲田大学に合格。受験生に効率の良い勉強法を伝える「独学ラボ」を運営。参考書・勉強法研究家。自身で学習塾を経営する傍ら、学習塾・予備校のコンサルティングも請け負う。

今日は早稲田大学教育学部合格者の模試成績推移を紹介する。

浪人して早稲田に合格した人なので、前回のYUさんとはまた違ったデータが得られるはずだ。

浪人生の諸君。「早稲田に浪人して合格するのはこれくらい大変なんだ」ということを実感してもらいたい。

特に文学系統志望の子は必見だ。

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AYさんのプロフィール、受験戦績

AYさんは早稲田大学教育学部に在籍(もう卒業)する私の親友だ。関東の偏差値70前後の高校出身。現役時には早稲田に落ちてしまい、1年間浪人して早稲田に合格した。

現役時の戦績は以下の通りだ。ひとことで言うと全敗だったらしい。

現役時の戦績
早稲田 国文× 社学×
上智 文× 外国語学部×
慶應 文×  
立教 文×  
明治 文×  
学習院 文×  
外国語大 ヒンドゥー×  
東京女子 文補欠  

一部、学校にわけのわからないところを受験させられたらしい(文学部以外)。学校によるが、学校側の勧める大学学部などは基本的に無視していいと思う。

自分の希望とは関係なく受験校を勧めることがあるからだ。実際、国公立大の実績が欲しいために外大は受験させられたようだ。

マーク型の得点は悪くなかったのに、なぜほぼ全敗してしまったのか。敗因は「英語と日本史が弱かったこと」「私大型の勉強に集中していなかった」ことが考えられる(私の個人的な予想だが)。

私立大学では「英語が出来ないと話にならない」と言っても良い。AYさんの場合は文学部志望なので、国語が得意なのは有利だが、英語もある程度出来ないといけなかった。

ある意味「国語は出来て当たり前」だからだ。早稲田の文学部などは歴史が簡単なため、英語で差が付くと言ってよいだろう。

傾向の違いだが、英語はセンター英語と早稲田の英語ではまったくレベルが違うと言ってよい。語彙レベルに関してだけ言っても、単語帳1冊分くらいの差がある。(4000語レベル→6000語レベル以上)

普段易しい英文ばかり読んでいると、センターでは取れても、難関私大の難しい英文になると途端に理解できない、などと言うこともある。だからなるべく難しい英文にも慣れておく必要がある。

浪人時の戦績
早稲田 早稲田教育国文○ 文×
明治 情コミュ○(セ利)  
上智 文学部国文×  
慶應 文×  
フェリス 文○  

上智も傾向も、やはり英語が最重要なので、英語が圧倒的に出来ないと合格は難しいだろう。教育も、本番では英語は20点くらいしか取れなかったようだが、国語は9割近く取れたとのこと。国文の場合は国語の配点が1.5倍になる。自分の得意科目をうまく生かして合格したと言えそうだ。

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高校3年生の時の模試成績推移

まずは現役時の模試の成績を見てみよう。

河合 2008年度4月第1回全統マーク模試

全統マーク模試英語 全統マーク模試国語 全統マーク模試日本史

英語170/200 国語170/200 日本史55/100

高3の4月の段階でこの英国の成績は驚くばかりだ。国語は元々得意だったようで、ずっとこれくらいの成績をキープしている。

早稲田商学部現役合格のYUさんもこの時期英語で170点ほど取っている。早稲田に合格するにはこれくらいの得点を取ってしかるべきなのかもしれない。

私が浪人時の4月の模試で英語8割くらいだったのだから、彼らの基礎学力がどれほど早く固まっているかがよくわかる。

 

河合 2008年度5月第1回全統記述模試

全統記述模試

英語86/200 偏差値53.6

国語84/200 偏差値54.4

日本史67/100 偏差値59.3

マーク模試に比べると得点が低く、偏差値55前後になっている。記述型模試はさすがに高3の4月では厳しいということだろうか。

 

進研 2008年度6月進研マーク模試

真剣記述模試

英語140/200 国語127/200 日本史57/100

4月のマーク模試よりは得点が低くなっている。本人は英語が苦手だったようだが、それでも7割はキープしているところは流石。6月時点で7割程度は得点出来ないと相当厳しいかもしれない。

 

河合 2008年度9月 第2回全統記述模試

全統記述模試

英語115/200 偏差値58.2

国語112/200 偏差値65.7

日本史45/100 偏差値51.6

5月時の全統記述模試より確実に力を付けている。日本史は範囲が広がっているためか得点は落ちている。現役時は日本史がどちらかと言うと足を引っ張っていたようだ。

 

河合 2008年度10月 第3回全統マーク模試

全統マーク模試

英語140/200 国語166/200 日本史58/100

※日本史は写真に写ってなかった。

英語は7割から伸びてないが国語は好成績だ。

 

進研 2008年度10月 第3回 記述模試

進研記述模試

英語83/200 偏差値56.5

国語159/200 偏差値79.8

日本史54/100 偏差値60.1

記述型の英語は低く出ているが、そういう勉強はしていないと思うのである意味これくらいの得点でも不思議ではない。国語は相変わらずの高得点。このあたりはやはり地力が違う。

 

河合 2008年度10月 第3回全統記述模試

全統記述模試

英語109/200 偏差値57.9

国語120/200 偏差値62.4

日本史47/100 偏差値54.0

英語と日本史はやや低調気味、国語は好成績をキープという感じか。

 

河合 2008年度10月 全統私大模試

河合私大模試

英語124/200 偏差値59.8

国語72/100 偏差値59.4

日本史52/100 偏差値54.5

 

河合 2009年度11月 早慶オープン

早大模試 早大模試

英語14/50 偏差値38.1

国語36/50 偏差値67.0

日本史19/50 偏差値46.1

換算得点を挙げた。本人いわく国語意外は全く歯が立たなかったとのこと。早慶模試は過去問よりも難しいと思う。

 

ベネッセ駿台 2008年度11月 進研マーク模試

ベネッセ駿台模試

英語157/200

国語153/200

日本史66/100

※日本史は間違えて日本史Aを選択してしまったとのこと。

英国ともに伸ばしてきている。日本史はなかなか伸びていない様子。

 

2008年度センター試験本番とマーク型模試 結果まとめ

詳しい得点は覚えていないようだが、3科目で8割くらいとのこと。どちらかというとセンター試験は良いが私大が出来ないタイプだったようだ。私立大レベルの知識を十分に固められなかったのが敗因か。

センター系模試成績一覧
模試名 英語 国語 日本史
4月河合全統マーク 170 170 55
6月進研マーク 140 127 57
10月河合全統マーク 140 166  
11月進研マーク 157 153 66

 

浪人時の模試成績推移

ここからは浪人時代の模試の結果を見てみよう。浪人時は記述型模試を中心に受験している。

代ゼミ 2009年度5月 第1回記述模試

代ゼミ記述模試

英語119/200 偏差値64.9

国語152/200 偏差値67.0

日本史69/100 偏差値62.8

浪人生の5月ならこれくらい取ってしかるべき。欲を言えば英語と日本史でもう少し取ってほしいところか。AYさんは浪人してから記述型の模試で好成績を取れるようになる。

 

進研 2009年度7月 記述模試

進研記述模試

英語136/200 偏差値72.1

国語137/200 偏差値73.9

日本史77/100 偏差値77.1

3科目ともバランスよく好成績を取っている。偏差値は進研模試なので高く出ている。

 

代ゼミ 2009年7月 マーク模試

代ゼミマーク模試

英語149/200

国語148/200

日本史73/100

平均点が低かったのか、偏差値は3科目60後半と高めだ。英国ともに偏差値68前後。国語重視型の人はAYさんのように「英語と国語同じくらいの得点」を目安にすればいいだろう。

 

代ゼミ 2009年度8月 記述模試

代ゼミ記述模試 代ゼミ記述模試判定

英語149/200 偏差値69.2

国語179/200 偏差値77.8

日本史69/100 偏差値67.5

国語が圧倒的で、英語と日本史も好成績を維持している。本人いわく、浪人してから古典をちゃんと勉強したら得点が安定しだしたとのこと。元々国語が得意なタイプなので、あまり参考にはならないかもしれない。

判定は慶應、上智、早稲田など全てA判定。だが実際は上智も慶應も落ちてしまっている。模試の判定はあてにならないことがよくわかるだろう。そもそも全く傾向が違うテストで判定しようとすること自体無茶なのだ。

 

2009年度(2010年)センター試験本番の得点

英語168 リスニング40前半 国語170(現代文92) 日本史88

本番は全体で約85%。英語と日本史もきっちり取ってきている。日本史は直前まで60点台で低迷していたが、徹底的に復習することと問題の傾向になんとか合わせる感じで得点出来たとのこと。

明治などのマーチも、一般入試で出願していたそうだが、情報コミュニケーション学部をセンター利用で取れたので受験しなかったようだ。センター利用で一つ合格できると安心してその後の受験に臨めるだろう。

 

まとめ、応用と実践の提案

今回紹介したのは、文学部志望の受験生向きのものだ。英語重視型の学部を受験する人にとっては、あまり参考にならなかったかもしれない。

だが、逆に言うと、たとえば早稲田の商学部や社学を志望するあなた。英語が得意ではなかったAYさんの英語を軽く上回るようでないと、はっきり言って話にならない。そういった意味では良い目安になるだろう。

英語重視型の大学学部を受ける人は「早稲田大学商学部・社会科学部に現役合格したUYさんの模試成績推移」も見ておく。

受験生必見!高2の3月、高3の5月8月10月の模試の目標と進捗目安」もチェックし、自分の成績と「合格する人の成績」との差を確認する。

得点が目安よりも低い場合、どのように勉強すれば追いつけるのかを考える。次の模試までの学習目標を立て、勉強計画を作成する。

浪人生は「失敗する浪人生の10個の特徴、10個のFAQ、7個のToDoリスト」もチェックしておく。

模試データを提供してくれたAYさん、わざわざ当時の模試を探して見せてくれて本当ありがとう!

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与那嶺 隆之

高3の9月から勉強を始め(当時偏差値38)1年間の自宅浪人を経て早稲田大学に合格。その後も勉強を続け勉強法を研究し、予備校に通わず参考書で合格する方法をブログやメールマガジンで発信している。